“生きる”

こんにちわ。
しばらくブログから離れておりまして、
昨日、新しい記事をUPしたあと
あおひーさんのブログを拝見しました。
さかざき展のペンギンメンバーに向けて
安否確認の呼びかけをしていただいており、
ありがとうございました。
いただいたメッセージには
真剣な想いが込められていました。
その中のさえさんの言葉は心に沁みました。

「被災地以外に出来ることは、ただ、精いっぱいに生きる。
 これに尽きると思います。亡くなった方の分まで。」

今、日本の各地で企画やイベントが中止になっています。
節目の行事でもあるお祭りや結婚式、入学式、お花見までが
自粛傾向にあります。

被災地のことを思うと、そういう気持ちになります。

しかし、被災地の方々は、それを望んでいるのでしょうか。
日本全体が、黒い喪章を付けて沈んでいるのを望んでいるのでしょうか。

被災者の方々は、今、生きようとしているのです。
家族、友人、家、働き先、故郷・・・
今までの歴史歳月、人生をかけて築いてきたものを失いました。
この絶望感、焦燥感、無力感、恐怖感。
残酷すぎる、むごすぎる
はかりしれないほど悲愴な心境の中にいます。
そしてこの先、どう生きていったらいいか見えない不安に
襲われています。
それだけではありません。
生き残った人たちは、被災者であるにもかかわらず
自分が、自分たちだけが生き残ったという自責の念に
かられているのです。
そして、援助を受けなければ生きていけない、援助を受けることの
心の負担も負っています。

この上、過度な自粛をして、被災者の心の負担を増やしては
いけません。
東北大震災のことで、楽しみにしていたお祭り、入学式、結婚式、
お花見が出来なかった、と聞いたらどう思うでしょうか。

申し訳ないことをした。と、
負わなくてもいい負い目まで負わせることになるのです。

被災地の方々は、生き残った者の責任として
とにかく生きる、生きようとしています。
生きる希望を見つけようと一生懸命になっています。
こういう時だからこそと
入学式をきちんと行い、お祭りやお花見の準備もしています。
生きる意志を強く持とうと懸命になっています。
それが、亡くなった方々への一番の御弔いになることを
信じるからです。

彼らがそう思っているのに
過度な自粛は、かえって彼らに遠慮をさせる気持ちを作り
気持ちを傷つけるだけです。


東北の桜は美しいです。
長く厳しい冬を耐えて芽を出した花の咲き誇り方は
たいへんみごとです。
被災された方々、東北の方々の今年のお花見は
特別な意味のあるお花見です。
皆、お花見をしたいと思っているはずです。
そして、満開の桜の花の下で
亡くなった方の魂を呼んで、一緒にお花見をしたいと
思っているはずです。
自粛、自粛、なんでも自粛と声高にいうけれど
この情緒を汲み取らなければなりません。

今、日本は芸能界を始め募金活動などの
救済支援活動をしています。募金が集まることは
たいへん有りがたいことです。が
一部、パフォーマンス的に写るのは気のせいでしょうか。

東北地方の文化、土地柄、人柄・・・。
これを考えずして本当の支援はありません。

これから被災地、被災地の方々は
今まで以上に節目の行事や慶びごとを大切にされてゆくはずです。
そして、ひとつひとつ復興してゆくさまを
自分の目に刻み、亡くなった方々の魂に語りかけ
共に生きていくことと思います。

被災地の方々は、雄々しく生きようとしています。
復興は、始まっています。

私たちも普通に暮らしていきましょう。
もちろん派手なこと華美なこと無駄なことは不要です。
普通に考えていきましょう。
それが被災者の方たちのためでもあります。

私たち一人一人、皆が大事な人生です。
一人一人に未来です。
人生の門出である入学式や結婚式など晴れの舞台をとりやめて
暗い気持ちにさせてはいけません。

被災者だけでなく、私たちも
今をこれからを生きてゆかねばならないのです。
被災者の分まで一生懸命働き
亡くなった方の分まで一生懸命に生きて
これからの日本を生かしていかなければなりません。

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人はパンと水だけでは“人として”は生きられません。
心が動くもの、感性が刺激されるもの
感動するもの、感性が喜ぶものが必要です。
美しい音楽芸術だったり、美しい自然、花々だったり
大好きなものだったり、心の通う友人だったり
節目節目の行事やお祝いごとだったり・・・。

私(一蝶美術)の仕事は
人として生きる希望や慰め、きっかけになってもらえるものを
作り出すことにたずさわっている仕事なのですが
これからも一途に微力ながら
少しでもお役に立てるよう
皆さんの心と共に、日々に歩み続けてゆきたいと
念じています。      合掌

                 一蝶










 
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さかざきちはる展のことや季節の話題等をお伝えしています。どうぞよろしくお願いします。

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