震災から2年目の春

ようやく春らしい陽気になりました。
長い冬の間、土の中で春を待ちわびていた草花達が
一斉に顔を出し始めています。
温暖な湘南では、もう早咲きの桜が咲き始めています。

私はこの春の温かさを想う時、
あの日の東北は、3月といえども
雪の降る氷点下の凍える寒さだったことを。

あの日から、私は
春の温かさを感じるとき
あの日の凍える寒さの中を耐えた方々のことが浮かびます。

私は、あの日から
青空を見上げると
この青空の続く先に
被災した大地と被災した方々がおられることを思います。

あの日から2年。
私達それぞれの胸に
それぞれの想いが去来していることと思います。

あの日から2年。
被災した方々の悲しみ苦しみ焦燥感は
区切れるものではありません。
復興もこれから先、時間がかかるものです。

この先も
私たちは、東北の被災地のことを
身近な友人のことを気遣うように
大切な家族のことを想うように

「どうしているだろうか。元気だろうか。
 がんばっているだろうか。」と思い続け

被災地にいつかきっと来る心の春の兆しを
共に喜びあえる日まで
心を通わせ寄り添っていける私たちでありたい。

東北の再生が日本の再生につながり
東北の人の心の春が日本人の心の春に向かってゆくのだと思っています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

震災から2年。
風評被害はなくならず、
そして
被災地への関心が薄らぎつつあるといいます。

しかしそれでいいのでしょうか。

私たちは深く考える必要があります。

被災地の再生、
福島の自然、森と水と土を
元のような美しさに取り戻すことが出来るかどうか
私たちにそれが全力で出来るかどうかが日本の未来の行く末に
大きく関わっていると思えるのです。
つまり、私達日本人は東北を見捨てない、見放さない。
真っ向から向き合い、全力を尽くしていく。
東北の問題を共有して共に助け合って解決していくという有り方が
出来る私達かどうかが
これからの日本が抱える大変な高齢少子社会などの大きな問題を
乗り越えていける私たちであるかどうか試されているのではないでしょうか。

自己の幸せだけを見つめていては
本当の幸せは得られません。
不都合なことに目をそむけ
人の不幸に無関心で
自分の幸せだけに関心が向いていることでは
真の心の平安は得られないと思うのです。

問題から逃げず
問題を共有して
共に助け合って解決する先に、

人の信頼の基礎に、

心の安らぎのある暮らし
希望の持てる社会があるのだと

私は思います。
         合掌


P1020657_convert_20130311002722.jpg
小さなクリスマスローズの苗を自宅の花壇に植えてから
花を付けずに5年経っていました。
ところがこの春、茂った葉の間から花芽が出ていたのです。
途中、もう花は咲かないのかもしれないと半ば諦めながら
それでもいつか咲くかもしれないと思って
水を絶やしたことはありませんでした。
うつむいたように咲く可憐なクリスマスローズ。

生きていればいつかは咲くのだと
教えられた春です。

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一蝶さん

Author:一蝶さん
さかざきちはる展のことや季節の話題等をお伝えしています。どうぞよろしくお願いします。

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